

こんにちは、自然や暮らしに関する話題をお届けするブログ風コラムです。今回は最近の日本で話題となっている「クマ被害」の深刻化について、今起きていること、なぜ起きているのか、そして私たちにできることを整理してみます。
(※最新ニュースをもとにしています。
1. 現在の動き:過去最多ペースで「町近く」「住宅地」でも出没
まず、事実として押さえておきたいのは次の点です。
- 本州の「ツキノワグマ」などクマの 目撃数・出没件数が記録的に増えている こと。たとえば、2025年4〜9月期における出没報告件数が 20,792件 と、これまでの最高を大きく上回りました。 Nippon+1
- 死者・負傷者の数も増加。2025年には少なくとも 7人の死亡 が確認されており、前年より増えています。 People.com+2Reuters+2
- 北東北(例:秋田県、岩手県)を中心として、森林・里山・住宅地の境界あたりで出没が相次いでおり、「山奥だけの話」ではなくなってきています。 Nippon+1
たとえば、町の近くの住宅地や農地でクマが確認されたり、学校行事やマラソン大会が「クマ警戒」のために中止・延期されたりするケースも出てきています。 フォロー – Yahoo! JAPAN
2. なぜクマが人里・町近くに出てくるのか?背景を考える
では、なぜこのようにクマ被害が増えているのでしょうか。専門家らが挙げている主な要因を整理します。
- 自然の食料減少・気候変動の影響
クマが主に餌としてきたどんぐり・ブナの実などが不作になる年や、気温が高めで冬眠が遅れる年があり、クマが餌を求めて人里近くまで出てくるという指摘があります。 Fox News - 猟師・ハンターの減少・高齢化
伝統的にクマの生息域で駆除や監視を行ってきたハンターの数が減少、高齢化しており、出没コントロールが難しくなっています。 Fox News+1 - 人里との境界のあいまい化/里山・住宅地拡大
住宅開発・山林の活用放棄などで、人とクマの接点が増えてきていることも一因です。人里・山地・農地の境界が曖昧になっている地域で特に出没が多く報告されています。 FNNプライムオンライン
こうした複数の要因が重なって、クマが「山」だけでなく「町近く」「住宅地」「農地の隣接地」まで進出しているのです。
3. 私たちができる “備え” として知っておくこと
自分自身や地域で少しでも安心して暮らすために、「起きてしまった時」「遭遇した時」の備えを意識しておくことが重要です。
・遭遇時の対処法
ある研究では、クマに襲われた人70 人を調査したところ、うつ伏せになって頭と首を守る防御体勢を取った7人は “重傷にならなかった” という報告があります。 The Independent
つまり、「もしクマと遭遇してしまったら慌てず、できる限り低姿勢で頭・首を守る」ことが有効とされています。
・日常の予防・心構え
- 山・森・農地に入る時は「単独」ではなく複数で行動する。
- ごみを放置しない、食品の匂いを強くする行為を控える(クマを引き寄せる可能性があるため)。
- 川沿い・山道・里山近くの散策時には、クマ注意情報の地域掲示などを確認する。
- クマよけスプレーや鈴、音の出る棒など“鳴り物”を携帯しておくのも一案です。
・地域での対応・技術的対策
興味深いのは、技術を使った予防策も登場していること。例えば、気象データ・植生・地形といった情報をもとに、クマの出没リスクをAIでマップ化した「クマ遭遇リスクマップ」が発表されています。 日本気象株式会社
また、小規模ながら「国内製クマよけスプレー」が開発され、生活圏でのクマ・人の共存を意識した製品も増えてきています。 The Japan Times
4. “森と人のあいだ”を見直す時代へ
今回のクマ被害の増加は、単に「クマが悪者」という構図では済まされない、もっと根本的な「自然・人里・暮らし」のバランスの問題を示しています。
山林の活用・里山保全・人手の確保・地域コミュニティの連携など、いわゆる “里山・人里境界” のあり方を見直す時期に来ているようにも感じます。
たとえば、若い世代の猟師・ハンター育成、地域ぐるみのクマ目撃情報共有、学校・自治体でのクマ対策教育など。こうした取り組みが “今” 強く求められているのだと思います。
5. まとめ
- 今の日本では、クマの出没・被害が 過去最多ペースで増加しています。
- 背景には「餌の減少」「ハンターの減少」「人里との接点増加」など複合的な要因があります。
- 私たち個人でも、山・森・里山に入る時の備えや、遭遇時の対処法を知っておくことが大切です。
- 地域・技術・環境保全を含め、「森と人のあいだ」を再考する必要があります。


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